老後2000万円問題

老後2000万円問題とは、人生100年時代とした場合、公的年金や厚生年金だけでは、2000万円足りないということです。

  • 夫65歳、妻60歳の時点で夫婦ともに無職である。
  • 30年後(夫95歳、妻90歳)まで夫婦ともに健在である。
  • その間の家計収支がずっと毎月5.5万円の赤字である。

以下のように老後30年間で約2000万円不足するというわけです。
月5.5万円 × 12か月 × 30年 = 1980万円

ここで考えたいのは、2000万円の現金があれば安泰か?ということです。

毎月5.5万円目減りしていくということは、精神衛生上良くありません。

しかし、株でも債権でも良いですが、3%の配当があればどうでしょう。

2,000万円×3%=60万円で不足分がほぼ補えそうです。所得税を考慮すると、4%は欲しいところですが。

つまり、老後2000万円問題の本質は、不足分の60万円を補うポートフォリオを持つことです。これは不動産であってもかまいません。

あるいは、企業年金がある人であれば、既に問題は解決されているかもしれません。

[box03 title="老後2000万円問題の本質"]月5万円(年間60万円)を生む資産を持つこと[/box03]