USCPA(米国公認会計士)専門学校の選び方

どのUSCPA(米国公認会計士)専門学校を選ぶかによって、合格可能性が変わります。

これはどの専門学校が優れているかということではなく、あなたの学力やスタイルにマッチするかということが重要です。

大手専門学校は4校です。

・アビタス

・TAC

・大原簿記専門学校

プロアクティブ(グアム大学日本事務局)

では特徴ですが、

・アビタス

■国際資格最大手 USCPA合格実績最多 Willeyと提携 東京と大阪に校舎あり

教材、講師の質、サポート体制で最も優れている。教材は日英併記で論点中心メソッドのため、短期合格を目指すのに向いている。デメリットは、教材がコンパクトなため、特定の科目の不合格が続いた場合、他校の教材を単科受講する必要がある。最短9カ月で合格と言いながら、合格まで5年のサポートがあるのはなぜ?

・TAC

■日本公認会計士最大手 Beckerと提携 全国展開

資格試験のノウハウを蓄積。国際資格にも力を入れている。教材は分厚く、短期合格には向かないが、高得点での合格を目指すことができる。一部の監査法人では、採用時に合格点を問う場合もあり、高いに越したことはないが、神経質になる必要はない。デメリットとしては、教材が盛りだくさんのため、試験に挑戦する前に挫折してしまうことがある。

・大原簿記専門学校 Rogerと提携 全国展開

資格試験のノウハウを蓄積。USCPAでは存在感が薄い。日本人講師による講義とRogerによる英語講義のハイブリッド型。英語講義を理解するには、日本人にはハードルが高いが、資格試験を通じて確実に英語力が身に付く。TAC同様、教材が分厚く短期合格には向かないが、高得点での合格を目指すことができる。

プロアクティブ(グアム大学日本事務局) Biskと提携 東京のみ

USCPAに特化。値段は一番安い。教材はコンパクトで必要最低限の記述しかなく英語表記のみなので、講義を聞いて自分で書き込む必要がある。バイリンガル講師の佐々木先生はユニークでおもしろいが、合う合わないがあるので体験講座の受講を薦めます。佐々木先生はニューヨーク公認会計士なので、講義で聞いた内容は実務でけっこう役に立っています。簿記1級レベルの素養がないと、プロアクティブの教材だけでの合格は難しいと思います。アビタスでAUDだけどうしても合格できない知人がいましたが、プロアクティブを単科受講して合格しました。アビタスをメイン教材にして、単科や直前対策講座をプロアクティブで申し込む等の組み合わせは効果的です。

以上のように短期合格を目指すのであれば、アビタスかプロアクティブになります。アビタスは会計未経験で英語力がなくても受講できますが、万年受験生に陥る人も多いです。短期合格には向きませんが、着実に合格を目指すならTACです。会計経験無しで英語力に自信があるなら、大原でしょうか。会計と英語力に自信があればプロアクティブが向いているでしょう。