いつの間にか車を持たないといけないと思い込んでいる

テレビでは車のコマーシャルが多く流れています。以前はカローラ→マークⅡ→クラウンのように、年をとるにつれて、経済的に豊かになり、より高い車を買うというモデルがありました。今では、セダンが売れなくなって、コンパクトカー、ミニバン、SUVばかりになりましたので、時代とともに、着実に価値観が変わって来ていますが、まだまだ車は自己所有するというのが常識になっています。なお、SUVはオフロードといわれる悪路走行に適した車ですが、一体日本でどれだけの人が塗装されていない道路を走る必要があるのでしょうか。実はSUVは自動車メーカーの中でも高価格帯で、1台あたりの利益が多い車種になります。私たちは知らない間に必要のないものを買わされているのです。もちろん、SUVは衝突安全性が高いことや運転の楽しさがあることは否定しませんが、消費者が無意識のうちにSUV=憧れという風にすり込まれていることに気づくことが必要です。

また、一戸建てでは、たいていの場合、車庫がありますので、近所の人がどんな車に乗っているのか分かります。さすがに家の中の家具や電化製品は外から見えませんが、車はシャッターがない限り丸見えなので、年式の古い車や安価な車ではみすぼらしいので、見栄をはってしまいがちです。ただし、後述するように車を持つ費用は莫大なので、車を持たないか、実用性に応じた車を持つことが経済的自由への近道です。